スタッフ紹介
札幌
札幌孝仁会記念病院
薬剤師
2020年入職
K.A
  • Q1.目指したきっかけ

    小学生の時の理科実験で化学物質に興味を持ったことがきっかけで、元々は医薬品開発者になりたいと思っていました。「液体をかければ気体が出たり色がついたり、飲めば頭痛や腹痛が治せたり、どれも見た目はただの白い粉なのに面白いな」と思い、いつか自分でも薬を作ってみたいと思うようになりました。そんな時風邪を引いて薬局に行ったのですが、そこで薬剤師という職業を初めて知りました。世の中に何千とある化学物質を把握し使いこなせたらかっこいい、そしてそれが誰かの健康に役立つのなら素敵だなと思い、この職業を目指すようになりました。

  • Q2.やりがい

    今は主にがん患者さんを担当しているのですが、自分が提案した薬で患者さんの苦痛を軽減できた時はとてもやりがいを感じます。 毎日各患者さんのベッドサイドに足を運んで様々なお話をしながら、その方が今、何に一番困っているのかを汲み取って薬物療法に落とし込んでいくのはなかなか難しいです。しかし、そうやって患者さんと一緒に薬を調整し、結果にきちんと繋がった時の喜びは計り知れません。「新しい薬を始めてから苦しいのが取れた、ありがとう!」「話を色々聞いてくれてお薬調整してくれたおかげで、いま楽になったよ」と手を握り笑顔で言ってもらえた時は本当に嬉しかったです。薬剤師になって良かったと思わせてもらった瞬間でした。

  • Q3.大変だと感じること

    処方提案をする上で、病態や現在の生理機能を踏まえて薬の内容を考えていく事は勿論重要なのですが、それだけでは患者さん個人に合ったお薬は選定できません。今後の治療方針は決まっているのか、それに伴い開始される可能性のある薬剤と今提案しようとしている薬剤との相互作用はあるのか、自宅や施設に帰った時、ご本人やご家族が正しく管理できるような用法になっているか、など、幅広い角度から患者さん個人を捉える事が重要です。 その為、主治医の先生だけでなく他職種スタッフとの細やかな連携が必要となりますし、そこで得られる情報が合わさる事で初めて、薬を提案する事が出来ます。 病棟業務に従事する中で、圧倒的に知識不足・勉強不足である事を毎日実感していますし、情報収集や処方解析の難しさに苦戦する事も多々ありますが、周りのスタッフに助けていただきながら日々奮闘しています。

  • Q4.心がけていること

    患者さん1人1人に真剣に向き合う事です。生活背景・価値観・趣味など、大切にしているものが守れる治療を継続していけるように、コミュニケーションはできるだけ欠かさないよう心掛けています。 また、いま使用しているもの・候補に挙がっているものの他にも何か良い薬や方法はないかを考え、日々入ってくる情報の中で生かせるものは無いかを常に意識しながら業務にあたるようにしています。

  • Q5.今後の目標

    いくつか病棟・診療科を経験させていただいた中で、緩和領域をもっと深く勉強してみたいと考えるようになりました。まだまだそのレベルには到底及ばないかもしれませんが、緩和薬物療法認定薬剤師の資格を取得することが当面の目標です。また栄養学にも興味があるので、将来的にはがん・緩和・栄養学を合わせた観点から1人の患者さんを見ていけるよう、幅広い知識を持った薬剤師になる事を目標としています。

  • Q6.メッセージ

    決して楽な仕事ではありませんし責任も重大ですが、上司や仲間のサポートが手厚いこの職場に来ることが出来て良かったと思っています。職場選びの際は、やりたい事を叶えられる環境や辛いときこそ周りが手を差し伸べてくれる環境がポイントになるかと思いますが、孝仁会グループにはそのような環境が整っています。そして、私たちと一緒に働いてくれる仲間を募集中です。少しでも興味をお持ちいただけたらお気軽に見学に来てください。お待ちしています。